2017/12/16
【事例③】
奥様が認知症と病気があり、費用の高い病院に入院しているが、その病院が封鎖される予定で、その時にもし自分が判断能力が不十分になったり、亡くなったりした場合でも、今と同様の病院を探して、同等のケアを受けさせたい。
また、自分が認知症になったときにも、充分なケアが受けられるようにしたいとのご相談を受けました。
=解決例=
ご夫婦にはお子様がいらっしゃらなかったので、甥っ子さんに財産を信託する家族信託契約を結ぶのと同時に、当事務所がご主人様の任意後見人になる契約を結びました。
これにより、ご主人様に何かあったときでも、事前に決めてある信託契約の内容に従って、甥っ子さんがご主人様の財産から費用を支払うことができるようになりました。
また、ご主人様が認知症を発症した場合でも、当事務所が任意後見人として、様々な手続きをとることができるようになりました。
【事例④】
子供がいないご夫婦で、奥様に先立たれたご主人様が「自分が亡くなった後、借りている不動産を大家に返却したり、各種精算をしたり、きちんと身辺整理をし、妻と同じお墓に入りたいが、こんなことを頼めるような人がいない。どうしたらいいか。」とのご相談を受けました。
=解決例=
近くにご親族もいらっしゃらなかったので、当事務所との間で、「死後事務委任契約」を結びました。
これにより、ご本人様が亡くなった後に、葬儀や納骨の手配、借家の返却手続き等の精算手続きを当事務所がご本人様に代わって、行うことができるようになりました。
ご本人様も一先ずほっとされている様でした。
2017/12/09
【事例①】
お父様がお亡くなりになって20近く経つ状況でAさん(長女)から相続登記をしたいとのご相談がありました。
もう一人の相続人であるCさん(姪)の行方が分からず、遺産分割ができなくあきらめていたのですが、息子夫婦と同居するためローンを作って二世帯住宅に建て替える為、土地の名義変更をしたいとのご相談を受けました。
=解決例=
当事務所で相続に必要な戸籍等を集めたところ、Cさん(姪)はBさんとその奥さんとの離婚後母親の実家である北海道に引っ越されて、そちらで生活をし、今では一児の母となっていました。
当事務所からCさん(姪)にお手紙を出して連絡をしました。そうしたところCさん(姪)より連絡があり、印鑑代をお支払する程度で、遺産分割協議に応じていただけました。
【事例②】
Bさんから、「Aさん(夫)が遺言を書きたがっているが、脳梗塞で倒れており、自筆で書くことはできない。意識ははっきりしているものの、体力的には限界が近そうだ。」とのご相談を受けました。
=解決例=
自分で手書きをする遺言(自筆証書遺言)が難しいことから、公証人の立ち会いのもとに作成する遺言(公正証書遺言)の作成を決めました。当事務所は、Aさん(夫)への聞き取りに遺言原案の作成、戸籍謄本など必要書類の収集、公証人との連絡と当事務所の者2名が証人を担当しました。最終的に、病院へ公証人と証人となる当事務所の所員2名とともにお伺いし、無事に公正証書遺言の作成を完了しました。
2017/11/02
H様にお電話をいただき相続相談にて横浜のご自宅を訪問いたしました。
とても気さくな女性で、亡夫の馴れ初めから現在にいたるまでのお話しをいただきました。
また暑い時期ということもあり自分のお好きなコーラとトウモロコシを出していだきました。
現在お子様は二人いるものの先妻の連れ子で実子はいないとのこと。
但し幼少より育てており、実子のようにかわいいとお話しされました。
H様は財産は少ないけれどもこの2人のお子様にお渡ししたいとおっしゃられました。
財産が少ないということでしたが、金融資産だけでも2億円近いことがその後のお話しでわかりました。
以上をふまえて、まずは二人のお子様は現状相続権がないので養子縁組を組まれることをお勧め致しました。
また念のため公正証書による遺言も作成することもお薦めいたしました。
当初お子様達は、養子縁組は財産を狙っているみたいだと否定的でしたが、法定相続人になることにより、非課税枠を利用できること等を説明させていただき、ご理解が深まりました。
1ヶ月後にH様より無事養子縁組が完了した旨のお礼の電話を頂きました。
その際、またコーラとトウモロコシを用意しているので遊びに来てくださいと
言われ、なぜか気持ちがほっこりしました。